京都は東に琵琶湖、北に若狭、西に瀬戸内という地にあり、 また、山の幸や畑の幸に恵まれている京都、 四季を通じて豊かな食材が揃います。
三木半旅館では旬の食材を吟味に吟味を重ねてご提供いたします。 京に集う四季折々の味覚を存分にご堪能くださいませ。
「魚の王様」と表現される鯛
なかでも早春、産卵のために沿岸に寄ってくる雄の真鯛は、性ホルモンの関係か全体に桜色を帯び、桜の開花期と重なり、桜鯛、花見鯛と呼ばれ珍重されます。
鯛の最も美味しい時期は、桜の季節~4月下旬から5月。この時節になると鳴門、紀淡、明石などの各海峡を通過して、瀬戸内海に鯛の群れ集まります。
鯛は刺身にしてよし、塩焼きにしてよし。
当館では美しい白身はもとより、白子や真子を使って京料理の逸品に仕立てます。
*仕入れによって献立が変わることがございます。あらかじめご了承ください
京都の春野菜といえば山菜や筍が代表的。
京都府内で生産される筍は、全国の一割程度。筍は年一回の収穫のために一年間手間暇かけて土作りをします。春、収穫を終えると休むことなく翌年に向けての肥料を施します。夏には除草。秋には追肥。その上に干わらを敷き詰め、冬には山から掘った土を運び、敷わらの上に敷き詰めます。こうして一年間かけてできた土はやわらかくなり、土の中から京都特産の、色白でやわらかい筍が出てきます。
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「桜花の舞」
桜の便りが次々聞かれるようになり、桜の花が咲き乱れる季節を「桜花の舞」と
名づけ、春の多彩な材料を工夫し、美しさを味わって頂きたいと考え、持ち味を最高に
生かした料理に仕上げました。
三木半旅館料理長 小笹貴夫
昭和50年高校卒業と同時に京料理の世界に入る。料亭、料理旅館、ホテルでの修行ののち平成10年より三木半旅館料理長として従事する。平成20年日本調理師会会長表彰。同年厚生大臣調理業務功労賞を受賞。平成23年京都府優秀技能者「京の名工」。現在京都府調理師会会長を務める。また「庖勝一條流式庖丁」の世界に入り、庖丁人として師範を任される。小学校、中学校、地域のイベントなど食育の現場で講師としても活躍しています。
庖勝一條流式庖丁 平安時代より受け継がれる伝統芸能
家元・庖勝兼道(富田勝雄)高台寺「京とみ」店主
・国の現代の名工
定例奉納行事 | |
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5月13日 | 得浄明院(東山区) 春の特別公開 |
桜花の舞 二〇二四年四月
- 食前酒
- 桜酒
- 先 附
- 春味三昧
白魚ポン酢 筍木の芽和え 鮑柔煮翡翠茄子 - 八 寸
- (猪口)蛍烏賊醤油漬け(坪)桜豆腐
小鮎時雨煮 湯葉八幡巻
苺博多 絹太巻 手毬しぼり
一寸豆 芋蛸南瓜串刺し - 凌 ぎ
- 花かんざし
小鯛笹漬け押寿司 - 向 附
- 鮃・桜鱒菜の花巻 炙り槍烏賊
牡丹海老 あしらい - 蓋 物
- 甘鯛信州桜蒸し
焼筍子 うすい豆 花麩 木の芽 - 焼 物
- 鰆巻繊焼
筍木の芽焼 蓬生麩田楽 - 小 鍋
- 鮎魚女山菜鍋
蕨 蕾菜 楤の芽 独活 蕗 筍 - 油 物
- 筍子蕗味噌揚げ 寄せ白魚 手長海老
春子煎り出し 裏白椎茸
こごみ 天つゆ - 酢 物
- 貝寄せ
分葱 鳥貝 ホッキ貝
サルボ貝 八ッ橋海老 - 止 椀
- 白味噌仕立
蓬豆腐 なめ茸 三ツ葉 こまごま - 水 物
- レモンゼリー寄せ
苺 オレンジ マンゴー 葡萄
ヨーグルトソース ミント
仕入れの都合により、 献立を変更させていただくこともございます。