京都は東に琵琶湖、北に若狭、西に瀬戸内という地にあり、 また、山の幸や畑の幸に恵まれている京都、 四季を通じて豊かな食材が揃います。
三木半旅館では旬の食材を吟味に吟味を重ねてご提供いたします。 京に集う四季折々の味覚を存分にご堪能くださいませ。



~クエ~
ふぐと並んで冬の味覚として知られる大型高級魚クエ(九絵)。主に西日本で獲れ、特に和歌山で揚がる天然物は珍重されています。またアラや皮際のゼラチン質には良質のコラーゲンが多く含まれており、美容にも良いとされていることから注目を浴びています。
クエの味わいといえば、白身魚の持つ淡白な旨味と冬の魚らしい濃厚な脂の乗り。 薄造りで食べてもよし、豪快にアラごと鍋料理にしてもよし。
当館では本場和歌山から稀少なクエを直送で揃え、京の料理人によって繊細な薄造りや豪快な鍋料理に仕上げます。
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冬の京野菜といえば『土物(つちもの)』。
古くから伝統農法を守られた、栄養豊かな土壌で育まれる京の根菜は、大地の旨味をたっぷりと貯え、この季節ならではの味覚です。一株が1キロ〜大きなものでは5キロにもなる、甘味の強い聖護院蕪や、ねっとりと濃厚な旨味で、海老のような縞模様をしていることが特徴の海老芋など、京の冬野菜は個性も魅力も豊かです。
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「桜彩の宴」
「春」本番となりました。京都の花見時は四月の初旬、多彩な春の食材を工夫し「旬」の持ち味を最高に生かした料理を常に心がけています。
「一期一会」の精神を自分自身の励みとし、この季節ならではの味覚との出会いにその愛らしさを料理一皿一皿に表現できればと献立を考えました。
三木半旅館料理長 小笹貴夫
昭和50年高校卒業と同時に京料理の世界に入る。料亭、料理旅館、ホテルでの修行ののち平成10年より三木半旅館料理長として従事する。平成20年日本調理師会会長表彰。同年厚生大臣調理業務功労賞を受賞。平成23年京都府優秀技能者「京の名工」。現在京都府調理師会会長を務める。また「庖勝一條流式庖丁」の世界に入り、庖丁人として師範を任される。小学校、中学校、地域のイベントなど食育の現場で講師としても活躍しています。
庖勝一條流式庖丁 平安時代より受け継がれる伝統芸能
家元・庖勝兼道(富田勝雄)高台寺「京とみ」店主
・国の現代の名工
定例奉納行事 | |
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5月13日 | 得浄明院(東山区) 春の特別公開 |

桜彩の宴 二〇二一年四月
- 食前酒
- 桜花酒
- 先 附
- 甘鯛フォアグラ桜葉包み
菜の花 花弁百合根 ちり酢餡掛け - 八 寸
- (猪口)桜海老流し (つぼ)酒盗蒸し
桜飯々蛸含め煮 花見三色串刺し
山桃甲州煮 穴子安平 わらび烏賊
手長海老 春子鴬見立 スナップエンドウ - 凌 ぎ
- 花かんざし
桜小鯛笹漬け寿司 江戸生姜 - 向 附
- 桜鯛三昧(長芋 芽葱 湯葉)
みる貝 縞鯵 ぼたん海老 あしらい - 蓋 物
- 鴨饅頭鱶鰭餡掛け
うすい豆 桜麩 花吹雪 独活 露生姜 - 焼 物
- 鮎魚女源平焼
筍子二色田楽 結び蕗 葉地神 - 小 鍋
- 筍子桜みぞれ鍋
白魚 若布 こごみ 叩き木の芽 - 油 物
- 加茂茄子釜盛り
牛フィレ 赤魚ロースト 三度豆
ねじり海老 一寸豆 とゆ湯葉 - 酢 肴
- カルパッチョ風
鮪 分葱 アボカド 蕨 土筆
松前漬け セルフィーユ - 止 椀
- 袱紗味噌仕立
胡麻豆腐 なめ茸 三つ葉 露辛子 - 水菓子
- 桜饅頭 抹茶テリーヌ
苺クリームチーズケーキ
仕入れの都合により、 献立を変更させていただくこともございます。